アクセスアップ!お金をかけないWebマーケティング講座
WEBサイト制作
 WEBデザインと言ってもそのサイトの目的、コンセプトによってそれぞれ異なります。このページではまずデザインする時の目的設定や、考え方を説明します。一般的に言われるデザインからSEO視点での考え方など色々な角度から説明しています。
目次
1.サイトの目的を設定・整理する
2.ユーザーの特性を想定する
3.レイアウト・コピーを考える
4.ユーザビリティを考える
 
1.サイトの目的を設定・整理する
⇒目的を明確化する
 あたり前のことですが、まず初めに何を目的としたWEBサイトなのかを明確にしましょう。ユーザーに何を見せたいのか、何を提供するのかなどサイトの目的、コンセプトを明確にしましょう。
 サイトの目的には「パソコンを売りたい」「書籍を売りたい」「サービスを紹介したい」など色々あるかと思いますが、この目的を出来るだけ詳しく自分のイメージを明確にしましょう。まあ当たり前のことなのですが、この最初の目的が明確にされていないとWEBサイトを制作しているうちに色んな考えが出てきて、いつの間にか訳の分からない目的がごちゃまぜのサイトになっていたりすることがあります。
⇒サイトの目的を達成する為の必要な項目を整理する
 例えば「パソコンをオンラインで売りたい」、または「お店の紹介をしたい」というサイトであれば、ユーザーが必要な情報は何なのか?ということに視点をおいてサイトの設計を行ってみましょう。「パソコンを売りたい」という目的の場合、パソコンを買う人が気にする点として何があるでしょうか?価格、スペック、新製品情報、パソコンのデザイン、製品の評価などが想定されます。また、「お店の紹介をしたい」が目的であれば、お店の特徴、取扱い製品、特価品、特典、お店の場所などが想定されます。同じように自分の作ろうとしているサイトの目的に合わせて必要な項目を抜き出し、整理してみるといいでしょう。
<例1>
サイトの目的
パソコンをオンラインで売りたい
必要な情報
価格情報
スペック情報
新製品情報
デザイン情報
製品の評価
<例2>
サイトの目的
お店の紹介をしたい
必要な情報
お店の特徴
取扱い製品情報
特価品情報
特典
お店の場所
⇒サイトの構成を考える
 サイトに必要な項目が決まったなら、サイトの構成(作り)を考えましょう。それぞれ必要な情報をどういう形でレイアウトするか、どう階層分けするかなど全体の構成図を考えるといいかもしれません。ユーザーが必要な情報をメニューとすることも出来ますし、また最もユーザーが欲しいと思われるような情報はトップページでさわりの部分を見せてもいいかもしれません。とにかくユーザーが欲しがる情報を持っているサイトであることが一目で分かるような見せ方をしましょう。新規ユーザーが訪問した際にぱっと見でサイト内をサーフィンしたくなるような情報の見せ方をすることで、サイトに興味を持ってもらうことが出来ます。
2.ユーザーの特性を想定する
 サイトで取り扱う商品やサービスによってユーザーの特性も変わってきます。ネットで買いにくい商品、買いやすい商品、認知度の高い商品、低い商品など、それぞれ商品・サービスに応じてユーザーの特性を想定し、対応したページの見せ方、コピーが必要となってきます。商品の特性を考え、訪問するユーザーがトライアルなのか、リピーターなのか?特定の商品を目当てにしているのか、ただ単に何かいいものが無いか物色しているだけなのか、ユーザーの特性を想定してみましょう。本来なら消費者調査等を行って、定量的にユーザー特性を明確化するのがベストですが、初めは想定されるユーザー特性の仮説を立ててトライするのでも十分と思われます。
<例>
例えば、「ルイヴィトン」を販売しているサイトだとした場合、以下のような仮説が立てられます。
仮説 デザイン対策
知名度高い
⇒目的買いのユーザーは「ルイヴィトン」のキーワードで商品検索をする。
SEOに基づいてページ内に「ルイヴィトン」のワードを多く入れる。
お店が色んな所にある
⇒ネットで購入しようとするユーザーは近くにお店がない。
商品に関する情報を出来るだけ多く提供する。
偽者が多い
⇒ネットで購入するのは不安⇒本物であることを伝え、ユーザーに安心感を与える。
本物の見分け方などのコラムや解説などを入れたりする
ざっと私なりに仮説と対策を立ててみました。あくまでも上記は仮説であり、検証を行っている訳ではありませんが、特に費用をかけて調査しなくとも大きく外れない程度の想定は出来るはずです。
3.レイアウト・コピーを考える
⇒サイトの目的、ユーザー特性を考慮したレイアウト、コピー
 初めのコンセプトがはっきりすればあとはいかにユーザーにコンテンツを見せるか、またいかに買いたくなるようなコピーや目に付く個所にレイアウトするかがポイントとなります。ユーザーの特性はサイトで販売する商品や、提供するサービスによっても異なるので、特性を明確にした上でコピーやレイアウトなどの見せ方を考えてみてください。
 例えばパソコンの販売を目的とするサイトの場合、以下のようなコピーが考えられます。
サイトの目的
パソコンをオンラインで売りたい
必要な情報
価格情報
スペック情報
新製品情報
デザイン情報
製品の評価
<コピー例>
Centrino1.6GHz搭載でバッテリー駆動5時間のノートPC!スタイリッシュなデザインと高性能を両立し、重さ1.5kgで快適なモバイルライフを実現!158,000円〜
上記はあくまでも“例”ですが、サイトの目的「パソコンをオンラインで売りたい」に必要な情報を網羅したコピーとなっています。パソコンを購入しようと考えている人が気にすると考えれらる項目を抜き出し、それをコピーで見せることいで注意を喚起することが出来ます。
⇒基本レイアウトを考える
 まず、WEBサイト全体のレイアウトを考えましょう。一般的にはヘッダー、メニュー部分とコンテンツ部分、フッターの4つに分けてレイアウトします。これが最も一般的で、特にこの形が良いと言うわけではありませんが、この形にユーザーが慣れている為、ユーザーにとっては最も使いやすいデザインと言えます。
 レイアウト構成としてはユーザーの経験則に基づくとまず一番上にヘッダーがあり、メニューはその下、または左側、右側などが一般的です。このレイアウト構成が最もユーザーになじみがあり、使いやすいと言われています。
<一般的なレイアウト方法>
逆L方
ヘッダー、左側にメニューのレイアウト、このレイアウトは最もよく見かけるホームページです。
トップ型
これは最近は少なくなりましたが、最も分かりやすいシンプルなレイアウトではないでしょうか。
ヘッダー
左メニュー
コンテンツ
フッター
ヘッダー
メニュー
コンテンツ
フッター
 ここで取り上げたレイアウトは最もポピュラーなレイアウトであり、インターネットユーザーが最もなじみの深いと思われるレイアウトです。これ以外にも見やすく使いやすいレイアウトは色々あるので自分なりに研究してみて下さい。ページ数が多く、階層が深くなるような場合はヘッダー下のトップメニューと左メニューを組み合わせるのもポピュラーなレイアウト方法です。
⇒SEO視点のレイアウト
 ここで参考としてSEO(サーチエンジン最適化)に基づくレイアウトを紹介しておきます。サーチエンジンのクローラーがサイトを訪問した際にサイトに関連するキーワードをクロールし易いレイアウトにすることをお勧めします。クローラーはHTMLコードの上から下にかけてクロールしますので、例えば以下のサイトレイアウトとした場合、1⇒2⇒3⇒4⇒5の順番でクロールすることになります。例えば「ギフト」のキーワードで上位表示させたいような場合はなるべく「ギフト」のキーワード出現がページの上位に位置していることがポイントとなってきますので、このレイアウトの場合1、2の個所に「ギフト」のキーワードがあるとよいでしょう。
 ちなみに私の運営しているサイトではメニューをわざと右に配置し、コンテンツ部分に含まれるワードをクロールしやすくしています。
<ページレイアウト図>
1.ヘッダー
2.メニュー
3.左メニュー
4.コンテンツ
5.フッター
 
⇒コンテンツを作る
 コンテンツはユーザー視点で考えましょう。同じようなテーマのホームページはたくさん存在します。しかし流行っているホームページはやはり分かりやすい説明やユーザーにとって本当に知りたい情報が数多くあります。また、同じ内容のコンテンツだとしてもユーザー視点にたってコメントや記事が書かれているサイトはユーザーにとって非常に便利です。かならずユーザー視点で構成されるコンテンツにするようにしましょう。
⇒SEO視点でコンテンツを作る
 SEOとは「サーチエンジン最適化」という意味です。ここではGoogleを対象としたコンテンツの作り方を説明します。まずサーチエンジンで上位表示させる為のポイントとしてキーワードとなる言葉を重要視したコンテンツにする必要があります。特に「タイトル」「キーワード出現率」「キーワード表示位置」「キーワード接近度」の4つのポイントについて最適化させることが重要です。詳細については「SEO(検索エンジン最適化)」ページで説明しています。
4.ユーザビリティを考える
 ユーザービリティとは「使い易さ」のことです。つまり、WEBページを通して商品の購入やサービスを利用しようとした時に使いやすく出来てるか、目的のページに辿り着くのに分かり易くなっているかという視点でWEBサイトが作られているかどうかということです。レイアウトや画面遷移を作成する際はこのユーザービリティを視点に作成してみましょう。またサイトが出来上がった後に検証してみることをお勧めします。被験者は5〜10名くらいいれば十分かと思います。被験者のインターネット利用状況によっても違いますが、10名以上の人数を集めてもあまり結果は変わらないとされています。人が集まらなかったり、費用が取れないような場合は最低限自分なりに検証してみても良いと思います。
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